2019 委員長あいさつ

   

「自分で自分を研修するのが一人前の先生です。一人前の人というのは、自分で自分のテーマを決め、自分で自分を鍛え、自分で自分の若さを保つ。これを一人前の教師というんではないでしょうか。」

 これは、「教えるということ」からの抜粋です。国語教育の大家 大村はまさんが、若い先生方に講演された話で、わたしが大学時代から大切にしてきた本でもあります。

今、教員生活を終えて再び読み直したとき、「組合活動はまさに自主研修だ。」と思いました。

わたしたちは、組合の学習会・研究会で教育の真髄を学んでいます。そしてそれをどう子どもたちに活かしていくか、教材を自主編成し授業を創っています。いや組合員は知らぬ間に感性が磨かれ実践をしているのです。

また働く者の人権を考えることで、学校・教室のみならず、社会の人々の人権を想う立場に立ち実践・行動もしています。大村はまさんの言う「一人前の教師」です。

 「『個人の尊厳』を重んじる『平和的な国家及び社会』のもとで子どもたちのサポーターであろうとするのか、それとも、競争と管理で子どもたちを締め上げながら自らも翻弄していく『国家の代理人』に甘んじるのか。いま教員は、その二つの道の岐路に立たされていると言って過言ではない。」哲学者高橋哲哉さんの言葉です。  わたしたち組合員は、学校現場に押し寄せてくるこんな厳しい教育政策とも闘いながらの日々にあります。しかし高橋さんの言葉は、わたしたちを支えてくれます。

教育を守り教職員の労働条件整備に力を注いでいることに再び「誇りと自信」を持って、新年度を前に進みましょう。

佐教組本部も、持てる力をフルに活かし、運動を前進させます。みなさんの声をどうぞとどけてください。

佐賀県教職員組合執行委員長   井手 美保子

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